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過敏性腸症候群(IBS)と脳とストレスは関係している

2017年 神田昌紀 レポート「過敏性腸症候群(IBS)」

  1. 過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気?
  2. 過敏性腸症候群(IBS)の主な症状は便通異常
  3. 過敏性腸症候群(IBS)は自律神経の乱れで起こる
  4. 過敏性腸症候群(IBS)と脳とストレスは関係している
  5. 自分に合う過敏性腸症候群(IBS)の治療法を見つけよう


過敏性腸症候群(IBS)の便通異常以外の心の症状

過敏性腸症候群(IBS)は腸や自律神経失調症の症状の他に、心の症状も出てくることが少なくありません。
そのため、次の傾向があります。

下痢型 不安を感じやすい
便秘型 抑うつと関連している
下痢・便秘型 不安を感じやすく、抑うつ、内向的な方が多い
不安・緊張や感情を抑圧したことにより起きた体の症状の後、うつ症状となる事がある

過敏性腸症候群(IBS)の心の症状

過敏性腸症候群(IBS)の心の症状は、全般性不安障害、心気症、うつなどあります。

全般性不安障害

職場、学校、家庭におけるストレスからくる様々な不安、緊張が原因で、大腸や小腸の働きが悪くなることがあります。

(例)

  1. 職場の会議中や学校の朝礼
  2. 授業中便意を催した
  3. 腹痛、腹鳴を生じる
全般性不安障害の原因

胃結腸反射(食事をとると胃が動き、その信号を受け取った腸が便を出してスペースを作ろうとすること)により、食後に症状が誘発されることが多い。
ひどい場合には食物恐怖症に発展することがあります。

心気症

心気症は症状にとらわれるタイプです。
何らかのきっかけで起こった症状にとらわれると、過度にその症状に注意が集中することで、ますます症状が強まり、持続するようになります。

(例)

うつ

最近は、消化器症状以外に、不眠、食欲不振、全身倦怠感、イライラ感、頭痛、肩こりなどを訴えるケースが多いです。
このように、体の症状が前景に出て精神症状の訴えが少なる、いわゆる仮面うつの頻度が増えてきています。
実は、うつは過敏性腸症候群(IBS)をはじめ他の炎症性疾患(慢性疲労症候群、線維筋痛症、インスリン抵抗性、肥満)や自己免疫疾患のある人には大変よく見られる病気です。


過敏性腸症候群(IBS)が原因となる心の障害

また、過敏性腸症候群(IBS)が原因となって、次のような心の障害が起こる場合があります。
下痢型、便秘型、交換型は、いずれもうつ性障害が約7割を占めており、腹部の症状から自律神経症状そしてうつ状態、うつへと進んでいきます。

転換性障害

心理的な葛藤が体の症状(下痢や腹痛など)に転換された場合をいいます。
怒りや、妬み恨みなどの感情を我慢したために、その代わりとして過敏性腸症候群の症状として現れます。

強迫性障害

心排便に関する脅迫観念や強迫行動が著しい場合は過敏性腸症候群(IBS)による強迫性障害になります。
例えば残便感が強く何度も何度もトイレに行ったり、下痢を恐れるために便意を催さないでも各駅ごとにトイレにいったりすることがあります。


過敏性腸症候群(IBS)で起こる心の症状の原因

こうした症状はすべて、炎症と腸管の浸透性レベルが高いことが特徴的です。

食べ物が体内に吸収される際に腸管(大腸や小腸)の壁を通過して栄養を吸収しますが、腸管の壁が体内に不要なものが入らないようにフィルターの役目をしているのは浸透性レベルです。

砂糖などの腸管の浸透性レベルを高める食べ物を多く摂取すると炎症が起こる原因となります。
すると、過敏性腸症候群(IBS)をはじめとする体の様々な症状が現れ、長い間不調が続くことで、不安や意欲ややる気の低下が起こり、自律神経症状からうつ状態へとなっていきます。

このページでは、過敏性腸症候群(IBS)は炎症と腸管の浸透性レベルが高く、全般性不安障害、心気症、うつなどの心の症状が出てくることが少なくないため、全般性不安障害、心気症、うつなどの心の症状についてお伝えしました。
次のページでは、自分に合う過敏性腸症候群(IBS)の治療法を見つけようについてお伝えします。


  1. 過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気?
  2. 過敏性腸症候群(IBS)の主な症状は便通異常
  3. 過敏性腸症候群(IBS)は自律神経の乱れで起こる
  4. 過敏性腸症候群(IBS)と脳とストレスは関係している
  5. 自分に合う過敏性腸症候群(IBS)の治療法を見つけよう

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