めまいの対策と自己訓練法

更新日:2012.01.14

執 筆:整体師 佐藤優

危険な随伴症状がなく、めまいが慢性化している人は三半規管の左右差が生じ、脳幹の前庭神経核の左右差を発生させてめまい(眼振)が起きています。
特に、前庭神経炎や突発性難聴などで前庭神経が障害されてしまった場合や、なんらかの原因で左右どちらかの三半規管に障害がある場合があります。

片方の前庭眼反射が悪いと健側(よい方)の小脳が代償をして、同側の前庭神経核を抑制し、左右差を減少させます。これを中枢性代償といいます。
この中枢性代償を起こさせる訓練法が、小脳トレーニングです。

目線を動かした時にめまいがする場合

  1. 両方の親指を目線の高さまで上げて、目だけで親指間を20回往復する。

  2. 両方の親指を上下に60センチ位離して、目だけで親指間を20回往復する。

  3. 片方の親指を目線まで上げて、左右に動かしそれを目だけで10往復追う。

  4. 片方の親指を目線まで上げて、上下に動かしそれを目だけで10往復追う。

※首は動かさない。徐々にスピードをあげて行う。

頭を動かした時にめまいがする場合

  1. 片方の親指を目の高さまで上げて、首を左右に向いてもそのまま親指を見続ける。

  2. 片方の親指を目の高さまで上げて、首を上下に動かして、そのまま親指を見続ける。

  3. 片方の親指を目の高さまで上げて、首を左右に傾けて、そのまま親指を見続ける。

※脳に大きな負荷をかける高度なトレーニングなのでめまいがすることがありますが、中断するとトレーニングになりません。
このトレーニングをしてめまいが起こったり気持ち悪くなったりする場合は、専門医にトレーニングを行っていいかどうか尋ねてください。
首が悪い人はゆっくり様子を見ながら、転倒防止の為に座位で行ってください。

立った時にめまいがする場合

  1. 目を開けたまま「立つ・座る」を5回繰り返す。次に目を閉じたまま行う。
  2. 目を閉じたまま足を肩幅に開いて30秒間立つ。次に足を閉じて行う。
  3. その場で50歩足踏み。(45度以上曲がったら外出要注意)
  4. 目を開けて片足立ち5秒。次に目を閉じて行う。(出来るなら10秒)

中枢性代償を起こさせるには、視覚系・前庭系・深部感覚(足の裏)の3つの刺激が必要になります。このトレーニングで中枢性代償が起これば、動揺性・回転性のめまいが軽減・消失します。

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