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食生活で過敏性腸症候群(IBS)を遠ざけよう

2017年 神田昌紀 レポート「過敏性腸症候群(IBS)」

  1. 過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気?
  2. 過敏性腸症候群(IBS)の主な症状は便通異常
  3. 過敏性腸症候群(IBS)は自律神経の乱れで起こる
  4. 過敏性腸症候群(IBS)と脳とストレスは関係している
  5. 自分に合う過敏性腸症候群(IBS)の治療法を見つけよう
  6. 食生活で過敏性腸症候群(IBS)を遠ざけよう


過敏性腸症候群(IBS)は、

など、記録をつける事で改善や予防のための手がかりを増やします。


下痢型

下痢型は栄養を吸収する前に食物を排出してしまうため、栄養障害の問題があります。
栄養障害に対しては、高たんぱくでミネラル、ビタミンを十分に含んだ食事を摂取することが大切です。

化学的にも機械的にも小腸および大腸粘膜を刺激しないようにします。
例えば冷たいもの、アイスのような乳製品、人工甘味料のソルビトール、果糖添加化物、コーヒー、炭酸飲料(ガスの発生)などの刺激性の高いもの、繊維の少ない食物、資質を多く含むもの(腹部膨満感と不快感)、また発酵しやすい食物(豆類など)は避けた方が良いでしょう。
脂肪分の少ない食事をしましょう。例えば、

焼き方

油を大量に使うフライではなく、

油の代わりに

ソテーするときは油、バターでなく、

をつかう。

食べ方

普段から

ことが大切です。


便秘型

腸の緊張をとるため、下痢型と同様に刺激の強いものを制限し高繊維食が望ましいです。
繊維は全粒粉、野菜、豆類、果物、木の実、種子類など植物性食品にふくまれています。
肉、チーズ、卵といった動物性食品には含まれていません。

さらに、繊維は可溶性繊維と不溶性繊維の二つに分けられます。

可溶性繊維

可溶性繊維は、一部が水に溶けて消化管内で柔らかいゲル状になります。
スポンジのように水を吸収するので、便の容積を増やし軟化することにより、かたい便や水分の少ない便が少なくなります。
可溶性繊維を多く含むものはオートミール、豆類、さやえんどう、玄米、大麦、柑橘類、イチゴ、リンゴの果肉です。

不溶性繊維

不溶性繊維は、水に溶けずほとんど変化することなく消化管を通過します。
また天然下剤として作用し便の通過を早めるのが特徴です。

不溶性繊維を含む全粒粉パン、ニンジン、芽キャベツ、カリフラワー、りんごの皮、香辛料は極力控え、アルコール、カフェイン炭酸はできるだけ摂取しない方が良いでしょう。
繊維の効果を上げるために、たくさんの水とともに摂取しましょう。

奇跡的な即効性のある食事法はないので、症状を悪化させる食品をよく理解し、適切な量の栄養素とカロリーからなる健康的な食事をとることが最も有益な方法です。


生活パターンを変えてIBSを改善しよう

身体の負担がある時はしっかりと身体を休めることが大切です。
規則正しい生活や適度な運動が基本となります。
なかなか今までの生活パターンから抜け出せない方も、まずは一歩踏み出し違う生活パターンをつくることが改善、予防の近道になることでしょう。


参考文献



  1. 過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気?
  2. 過敏性腸症候群(IBS)の主な症状は便通異常
  3. 過敏性腸症候群(IBS)は自律神経の乱れで起こる
  4. 過敏性腸症候群(IBS)と脳とストレスは関係している
  5. 自分に合う過敏性腸症候群(IBS)の治療法を見つけよう
  6. 食生活で過敏性腸症候群(IBS)を遠ざけよう

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