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突発性難聴とは?

2013年 長井亜紀子 レポート「突発性難聴と自律神経の関わりについて」

  1. 突発性難聴とは?
  2. 突発性難聴の原因
  3. 突発性難聴と自律神経
  4. 突発性難聴と食生活


突発性難聴とは?

突発性難聴とは、ある日突然 『 難聴 』 や 『 耳鳴り 』が起こり、時には 『 回転性のめまい 』 を伴う症状で、内耳の障害によって起こる感音難聴です。

そして、原因は不明とされています。

ほとんどが、難聴になるのは片方の耳だけで、約30~40%でめまいが起こることもありますが、こういった症状が起こるのは、一度だけです。

繰り返し耳鳴りや、めまいなどの症状が出る場合は、メニエール病の可能性があります。

一度、難聴になると、それ以後さらに聴力が落ちることはありません。


突発性難聴は、早期に治療をすれば聴力が回復する可能性がある、と言われています。

発病後、一週間以内に治療するのが望ましいとされています。時間が経てば経つほど聴力は聴こえにくいまま固定してしまうため、回復しにくくなっていきます。

また、全く聴こえない高度な難聴やめまいを伴う場合も、回復しにくい、と言われています。

そして聴力が回復した場合は、再び悪化することはないと、言われています。


感音難聴とは?

感音難聴とは、内耳から聴神経における神経性の難聴です。

耳から入ってきた音は、内耳まで正常に到達するのですが、内耳から脳への神経、つまり音を伝える電気信号が上手く働かないために起こる症状です。

突発性難聴は、急性に生じる感音難聴の中の一つですが、その他に急性の感音難聴としてメニエール病・低障型突発難聴・ムンプス難聴・外リンパ瘻・聴神経腫瘍などがあります。

その他にも外傷性疾患として、頭部外傷・気圧外傷・音響外傷も急性の感音難聴の原因とされています。


耳の構造と音の伝達について

耳は大きく分けて外耳・中耳・内耳の3つに分かれます。

外から鼓膜までが外耳となります。

空気の振動を使って入ってくる音は耳介で集められ、外耳道を通って鼓膜まで伝え、鼓膜まで入ってきた音は、耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)を経て、鼓膜の振動を内耳まで伝えます。

その間が中耳となります。

そして内耳からは、蝸牛音の振動が今度は電気信号へと変わり、それが聴神経から脳へと伝えられ、大脳の 聴覚野へ音として認識されます。


突発性難聴の症状

主症状

  1. 突然の難聴
  2. 感音難聴

副症状

  1. 耳鳴り( 難聴の発生と前後して、耳鳴りが起こることがある )
  2. めまい・吐き気・嘔吐( 難聴の発生と前後して、これらの症状を伴うことがある )

※ 主症状および副症状の全項目を満たすものを、診断基準としています。


聴力回復の判定基準(1984年改正)

治癒(全治)

  1. 250,500,1,000,2,000,4,000 HZ の聴力レベルが20dB以内に戻ったもの
  2. 健側聴力が安定と考えられれば、患者側がそれと同程度まで改善したとき

著名回復

上記5周波数の算術平均値が30dB以上改善したとき


回復(軽度回復)

上記5周波数の算術平均値が10~30dB未満改善したとき


不変(悪化を含む)

上記5周波数の算術平均値が10dB未満の変化


重症度の基準(1998年)

Grade 1(初診時の鈍音聴力が) 40dB 未満
Grade 2 40dB 以上 60dB 未満
Grade 3 60dB 以上 90dB 未満
Grade 4 90dB 未満

※聴力は0.25,0.5,1,2,4 kHzの5周波数の閾値の平均とし、上記の分類は、発症後2週間までの症例に適応します。


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  2. 突発性難聴の原因
  3. 突発性難聴と自律神経
  4. 突発性難聴と食生活

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