無事に経済学部を卒業し､（単位ｷﾞﾘｷﾞﾘ）就職活動を介護方面で励みますが､いまいちｼｯｸﾘくるものではなく…
そこでまた思い直し､ふりだしに戻って､今度はﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝに何度か見学にいきます｡
たまたま親戚に作業療法士をやっている方がいて､そこも何度か見学させていただきました｡
そしてそこでの出来事がきっかけになることに｡
泊まりがけで見学をし､3日目に施設に行くと､ある患者さんが２日前まで持てなかった350ｍｌの缶を口に運んでいたのです！
これは凄い！！と鳥肌がﾎﾟﾂﾎﾟﾂたったのを覚えています｡
その患者さんを見た時､僕の治療家という道が開けました｡
患者さんがまた元気を取り戻すということに対する喜び､自立を手助けするというやりがい､自身の誇り､一生を通して進むことに当時迷いはありませんでした｡（今は分厚い解剖の本ばかりで､なんて世界に足を入れたのだろうと思う時もありますが笑）
自分が求めていたものがそこにはありました｡
しかし､私は経済学部卒｡
これから学校に通おう！と探して見学に行くものの…元手がない(泣)
もちろんﾊﾞｲﾄをちょこちょこやって通えるような甘いものでもなく…
この時に初めて本当にお金に困ったという悔しい思いをしました｡
そこでとにかく求人情報誌を読みあさり､やっと未経験者歓迎という治療院を見つけて就職できました｡
そこでは接客や揉み方など色々教わりました｡
1日80人くらいの患者さんが来る忙しい毎日で､たくさんの患者さんをみることができましたが､半分こなし仕事となっていたようにも思い､自分自身なにかがずっと引っかかっていました｡
しかし､なによりも全くの未経験からという思いがなかなか拭えなかったんです｡
身体の基礎をいちから学びたいという気持ちが強くなっていったのです｡
そこでやはり学校に通おうと決心しました｡
院では約1年間働き､ある程度学費のめどがたってきたので整体学校を探し､入学しました｡
みっちり通い､ｲﾝﾀｰﾝを得て､無事に卒業！さぁいよいよ働こう！！
となり治療院を探しますが､､､うまくいくかなぁ（笑）
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