全く勉強しなかった小学校時代、勉強机にほとんど座ったことがない。
はっきり言って超の付く勉強嫌い!また、それでも親は勉強しろと一言もいわなかった。
しかし、中学に上がったとき父親の姉の子供が岐阜大の医学部に合格(一昨年医学部教授に昇格!スゲ†!!)してから、やたら父親が「少しは勉強したらどうだ。○○みたいになれとは言わんが、せめて真ん中より上にいろ」などと言うようになります。
「まぁ、そのうちにやるよ」なんて言いながら全くやる気のない私を見かね、父は彼に家庭教師を頼みに行きます。
しかし「僕では裕司くんに甘くなってしまうから」と、彼の大学の同級生が家庭教師としてやってきます。
まぁ、その大学生が超イケメンでカッコイイ、そのイケメン先生に憧れ、勉強嫌いな高木少年も重い腰を上げ少し勉強するようになります。
さすが医学生、教え方が半端なく上手かった。
成績はどんどん上がり中2の頃には学年で上位クラスになり「今のままの成績なら1番いい高校に行けるかもしれない」なんて先生に言われました。
が、人生そんなに甘くはありませんでしたけど(笑)
中3に上がると高木少年にとって、とても大きな事件が起こります、初恋です。
中3のクラス替えで初めて同じクラスになった女の子に恋をしてしまいます。
透き通るような色白でスラリとしたセミロングのさわやかな顔立ち、笑うと八重歯が白く光ります。
文学少女でいつも小説を持ち歩き、しかも身体が弱く体育の授業はいつも校庭の木陰で見学していて、よくテレビドラマにありがちな設定。
そんな彼女に高木少年はいつしか夢中になってしまいます。
もう、そうなると24時間彼女の事が頭から離れません、当然勉強など手につくはずもなく成績は急降下。
担任からも「今のままなら志望校はかなり厳しい」なんて言われてしまいます。
しかし、スーパー家庭教師のお陰で挽回し、こんな私でもそこそこの高校に合格することが出来ました。
しかし、高木少年は全然嬉しくありません。
彼女はミッション系の女子高に進学が決まり、高校に進学すれば彼女とは別々、もう会うことはないからです。
当時の田舎の中学生は超保守的で、彼氏彼女がいる子なんてほとんどいなくて、彼女がいるのは一部のヤンキーぐらいでした。
しかし、なんとか彼女との距離を縮めようと、毎日必死に話しかけて、向こうもかなり意識してくれているのが分かるまでになったころ、今度は、なんとか卒業までに告白しなければとチャンスが来るのを待ちます。
そして、ある日の放課後、告白するのに大きなチャンスがやってきたのです!
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