まず京都で生活を始めるにあたり、普通なら荷物を送っての引っ越しということになるはず。
しかし、基本的に「なんとかなるさ」と思っているというか、実のところ何も考えていなかったりして...着の身着のまま、荷物を送ることもなく、単身京都に到着です。
さすがに住むところだけは決まっていましたが、それだけなので、とりあえず布団を購入。
なんともシンプルな大学生活のスタートになりました。
京都のまちを廻っていくとともに、じゅうたん、棚、テレビ、スタンド、冷蔵庫と少しずつものは増えていきます。
しかし、机らしきものを買うことはなかったですね~大学生なのに。
大学生活の基本といえば、サークル、バイト、そして勉強ということになるんでしょうか。
いろいろなことを体験してみたいと、ある意味、夢と希望に満ちあふれていたのは4月まででした。
まず勉強に関しては即脱落。面白くないことには快感物質ドーパミンの分泌もなく、全く興味が湧かないという事態に。
次にバイトですね。これは色々やりました。 スタンダードなところでは、新聞配達、イベント会場設営、土方などのガテン系から家庭教師ほか。 京都ならではというところでは、旅館スタッフ、遺跡発掘調査、湯葉づくり等々。 2、30種類ぐらいはやったと思います。さすがに人力車は無理でしたが... それでも新しいことをいろいろ経験できたということで、しっかりドーパミンは出ていたことでしょう。
そして最後がサークルです。
馬術部、フェンシング、旅行アウトドア、天文、囲碁など。
最初は7、8種類ぐらい入りましたが、続けられるかどうかは、そのもの自体が面白いからというよりは、むしろ居心地がいいかどうか、結局は人間関係次第ですね~。
仕事でのストレスは仕方ないにしても、趣味のレベルでイライラ系のストレスは全く必要ありません。
将来のために逆境に耐えられるように鍛えるなんて目的があるなら別ですが。
リラックスできて、なおかつ楽しい、自律神経に大切な、セロトニンとドーパミンがしっかり分泌されると快適なんですね。
嫌なことを我慢して頑張り過ぎると、自分が枯渇して自律神経失調に...無理は禁物です。
な~んてことを考えていたわけではありませんが、厭なことはやりたくないというわがままぶりを発揮して、馬術部、朝7時からで家を5時に出なければいけないこと、1000万の馬の支払いのためにいきなりバイトをさせられ、断念。
囲碁、ヒカルの碁の大ヒットよりも以前のこと、メンツの暗さについていけず、断念。
結局、旅行アウトドアのサークルをメインにフェンシングと天文をかけもちすることになりました。
メインで活動していた旅行アウトドアのサークルは正確にはユースホステルクラブという名称でした。
ユースホステル、ご存知ですか?
素泊まりだと3,000円から4,000円ぐらい、食事つきでも5,000円から6,000円ぐらいで泊まれる宿泊施設です。
基本個室ではなく、食事などもセルフサービスなので、料金的に安くなっているんですね。
それ以外の特徴としては、それぞれのユースホステルでいろいろイベントなども企画しているので、参加するとこれがまたなかなか面白いんですよ。
北海道のあるユースホステルでは、うにの漁を手伝うというイベントがあり、漁を手伝いながら、パカッと割ったうにをその場でいただくという贅沢!「え?こ、これがうに?めっちゃ旨いんですけど。」
その鮮度と味は売ってるものとは全くの別物!これを知った日にゃ、それこそ店のうになんか食べれませんよ。
まあそんな感じでのユースホステルを利用した旅行や、キャンプなどのアウトドアを楽しんでいたんですが、サークルのある夏合宿にて異変は起きました。
四国での合宿が最終日を迎え、高松近くのお寺に泊まったときのこと。
夏の山寺だけに、自然がフル稼働。
空気はすがすがしく、心が洗われてとってもすっきりするのはいいんだけど、ちょ~っと虫が多いんですよね。
なんなのかというと、ふつうの倍のサイズの蚊が(太すぎでしょ!)はびこっていて、朝起きたら悲惨なことに。全身数十箇所刺されてしまい、本体がビッグサイズなため刺され具合も超ウルトラスーパービッグマグナム!!
しばらくはこの傷とつき合うことになってしまいました。
あまりにもかゆいので、寝ている間にかきむしっているらしく、なんか傷口が広がっているような...
1週間が過ぎ、2週間が過ぎ、あれ?これいつになったら治るんやろ?
最初は蚊のサイズがでかかったからなのかと思っていましたが、どうやら違うみたい。
傷口のサイズも1か所につき直径5センチ程度に広がって、なんかこれ膿んでるっぽい。
さすがに放置するわけにもいかず皮膚科に行くと、卵を食べてはいけないとのこと。卵禁止ってかなりきついんですけど。
何にでも入ってますからね~
それでも専門家の言うことなので、素人の私はおおせのままに。
しかし、卵も食べず、薬も塗っているのにいっこうに治る気配がありません。
市民病院で治らない患者が来る!と、のたまっていたわりには何かいまいちな進捗状況。
釈然としないので、セカンドオピニオンではありませんが、他の皮膚科にかかったところ接触性皮膚炎との診断で一発で良くなりました。
まあ名医といわれる人でさえ、誤診率が20%はあると言いますから、仕方ありません。
間違いは誰にでも起こるので、「おかしいな?」と思ったらセカンドオピニオンです。
ドクターショッピングはおすすめできませんが...
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