単身京都に来た生活、度重なる外食生活によって引き起こされた体質の変化は、これだけに止まることもなく、さらなる事態を巻き起こしていきます。
とある6月の日のこと。
激しい腹痛、熱、気分の悪さにみまわれ、トイレに駆け込むこと数十回、というより、トイレに住んでいるんじゃないかと思えるほどの状態に。
動けるようになってからやっとの思いで医者に駆け込むも、下痢止めらしきものを注射されたり、薬を処方されるだけ。一時的に止まったところで事態が改善されるはずもありません。
同じようにトイレに駆け込むことが頻発。食べると下すという負の連鎖によって体重は10㎏も減り、なんと43㎏に!!!
ただ単にお腹を壊している、というのとは明らかに一線を画している状態なのに、それをただの下痢でしょう的な対処をされて一向に改善されないことに不信感と不安は募るばかり。
7人目にしてようやく話のわかるドクターに当たり、検査をする運びとなりました。
結局のところ、腸内がただれている状態だということで、潰瘍性大腸炎という診断が下りました。
なんでも原因不明で、効果的治療法も確立されていない難病とのこと。
ただお医者さんによると、ストレスが影響していることが多いそうで。
???ストレス???俺、ストレスなんかあったっけ?という顔をしていたのか、「ストレスは精神的なものだけじゃないから」というドクターのフォローが。
食事や睡眠など、生活習慣の乱れが体のストレスになるんだということをこのとき初めて知りました。
かれこれ20年も前なのに体のストレスの影響が知られていたとは!?
自分に思い当たるふしがなくても、それだけ環境の変化はストレスとなって体を蝕んでしまうんですね。
温度のストレスもそうですが、肉体的ストレスの影響は本当に大きいものだということがはっきりわかったのは卒業してからのことでした。
社会人としての生活が始まると、規則正しい生活を送るようになるとともに、食事にも気を配るようになりました。
アルコールや刺激物を摂らず、栄養バランスも配慮した食生活、規則正しい就寝、起床、食事のリズム。
たったこれだけのことで胃腸の調子も、皮膚の状態も、総合的な体調も全てがアップ。
社会人として仕事をするという精神的、肉体的ストレスを差し引いても好調状態をキープできていました。
しかしながら、体調とは関係のないところでも事件は勃発します。
当時、建築系の会社に勤めていたんですが、主にマンションを造るいわゆるゼネコンというやつでしょうか、そこで現場に出ていたときに事は起きました。
建物ができる前段階で地下がコンクリート張りになっている状態のところ。
高さ2、3mのところから横倒して、落ちちゃったんですね。
落ちる瞬間、走馬灯ではないですが、意識は高速化し、でも体は動かないという状態に。
落ちた瞬間、痛いとかいうことは全くなかったんですが、起きようとしても力が全然入りません。
30分後に発見され、救急車です。
レントゲンの結果、最初は骨盤にひびが入ってるとのことでしたが、CTの結果、完全に割れてますとのこと。
「いや~運がいいね~。昨日来た人死んじゃったよ。」
状況が把握できず、?という感じでしたが、きれいに割れてたからよかったものの、ずれて動脈にささりでもしたらアウトです。
落下転落での死亡率が最も高いのは脚立程度の高さって知ってました?受け身が取れないのですごく危険なんです。 家での掃除や片付けには充分御注意を。
そんなこんなで3ヶ月入院生活を送ることとなりました。
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